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小原木工の商品がこのサイトやネットショップでもお求めいただけます
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収納家具『COSTOMIZE』に引き続き、ベッドを納品しました。 既存のクイーンサイズベッドフレームがあちこち傷んでいるということで、オーダーいただきました。 とはいえ、予算をかけずにということなので、シンプルな構造とヒノキの合板を使って製作しました。 組み立てもビス留め。木栓処理もしないでいいということで、ちょっと荒々しい感じもしますが、DIY風で今風でいいそうです。 ベッドボード部分にはコンセントと物置スペースを確保。 就寝中のスマホの充電、スマホの目覚まし機能も生かせます。 マットとヘッドボードの高さはご指示通りですが、個人的にはもう少し差があってもいいのかなぁ・・・。と思いました。 今後、ご提案・製作に生かさせていただきます。 ありがとうございました。
以前、九州産業大学の学生さんとの共同制作した収納家具『CUSTOMIZE』を納品しました。 純和室のリノベーションを段階的に行われているお部屋。 黄土色の土壁を『珪藻土』で塗って仕上げてありました。 『COSTMIZE』は階段状に設置して、縞々模様がつながるようにしました。 その名の通り、今後置き方・使い方をカスタマイズしていただけます。 ありがとうございました。
製作協力をさせていただいている『木のきもちマルシェキット』がウッドデザイン賞2019に入賞しました。 組み立てに工具などは使わず、伝統的な仕口、継手をの技法を使って角材を組み合わせるだけのシンプルな構造です。 すべてを作りこんでいない分、DIYの要素を残し、使う側の工夫、アイデアを盛り込めるようになっています。 組み立ての動画はこちらから ↓ https://www.picuki.com/media/2131778743683969161
2週間前のことですが、 ウッドデザイン賞2019に入賞した『木のきもちマルシェキット』を東京ビッグサイトで行われる『エコプロ2019』に展示することになったため、12月4日から6日までちょっと東京に行ってきました。 自身にとっとは10年ぶりくらいの東京は、もはや外国並みの刺激でいっぱい。 ビッグサイトで組み立て・設置を済ませた後は、渋谷・表参道・六本木・代官山などなど、いろいろなショップめぐりをさせていただきました。 東京駅や銀座、新国立競技場など定番の観光スポットもしっかりとまわりました。 今後の製作活動に有意義な3日間でした。
寝室の壁面収納棚のご注文を頂きました。 シンプルに縦の仕切り板に天板を乗せたスタイル。 天板の下にはハンガーパイプの設置をご希望されました。 この中にTVを収められる予定とのこと。 正面の壁と向かって左側の壁が直角になっていなくて、 天板の角度を出すのに何度が計測に伺ったおかげで、 ぴったりと納まりました。 素敵な空間になったと思います。 ありがとうございました。
朝一番にお電話を頂きました。 2年に1度のペースでテーブルとベンチをセットで納品させていただいている、福岡市の学童保育所からでした。 『ベンチに座ってテーブルと子供の足が当たるところの木がささくれて、子供がケガをしたので補修してほしい。』という内容でした。 子供がケガをしたとは一大事。予定していた作業をほっぽらかして(標準語訳【そのままにして】)補修に必要な道具をかき集めて学童保育所のある福岡市の小学校へと向かいました。 到着して説明を受けると、私が納品したものではなく一安心。 以前から使用されていた先輩テーブルでビニール製の木口テープが劣化してカチカチ・バリバリに割れて剥がれかけていました。それが子供さんの太ももをかっしゃいだ(標準語訳【ひっかいた】)そうだ。 木口テープの補修とは思いもしていなかったので、さすがに準備していなかった。 先生曰く『子供たちがケガしないようにしてもらえればいい』とのことだったので、既存の木口テープをカッターで剥がして、教室にあるものでとりあえずの補修。 ガムテープ(布テープ)が似たような色でいい感じに仕上がりました。 先生も感動されていました。 『この際、いいですか。』とお願いされたことが、ベンチのささくれ。 こちらのベンチも以前から使用されている先輩ベンチ。 掃除や片付けで動かす時にどうしてもぶつけてしまって、そこが傷み、ささくれになってしまいます。 時々、細かな木片が刺さることもあるようです。 ココはカンナで削り、サンドペーパーで研磨して整えました。 そのあとはオイルを塗って仕上げました。7~8台あったのかな・・・。 児童数の多い福岡市内の学校で、学童保育所は放課後から夜まで、また土曜日も開いている施設。 持ち帰って作業ができる期間も限られています。 今日は応急処置的な作業でとどめ、後日あらためて作業することになりました。 この後は、納めさせていただいているモノの点検。 脚を固定しているボルトの締め付けチェック。 テーブル・ベンチともにキュッと増し締め完了。 自分が納めてモノもいずれ同じようにささくれおこしたりすることも考えられるので、近くに行った際はチラッと確認に行かないといけないなと思った次第でした。 しっかりと使っていただいていて、感謝です。 ありがとうございました。
多くの方々からご注文いただいています【LaHaco 木の名刺入れ】の新商品ができました。 【LaHaco】は主に名刺入れとしてお使いいただいていると思いますが、中にはカードケース(キャッシャカードやポイントカードケース)としてご利用いただいている方もいらっしゃると思います。 カードケースとして使う際にちょっと気になる点がありました。 それは名刺よりカード類が若干小さいこと。 一般的に流通している名刺のサイズは長手91mm×短手55mmが多いようです。 (オリジナル名刺を作る用紙もほぼこのサイズでできます。) しかし、キャッシュカード・クレジットカード類は85.5mm×54mm。 某コンビニの電子マネーカード・自動車運転免許証・国民健康保険証も同サイズです。 約5mmの差。これらを【LaHaco木の名刺入れ】に入れると中で大きく揺れてしまいます。 そこで、カード専用のLaHacoの作成しました。 その名も【LaHaco CC】 カードの長さの差5mm程度、短くしただけと言ってしまえばそれまでですが・・・。 逆にカード類ははプラスチック出来ているモノが多くあり、当然紙の名刺より厚みがあります。また、名前などを印刷ではなく打刻してあるカードあります。そのため収納部分の厚みを増やしています。(本体の厚みも増しています。) 随時製作していきたいと思っています。 いまだに実店舗・ネットショップでの販売には至っていませんが、 ご連絡を頂けれは製作・販売いたします。 ご購入希望、お問い合わせなどございましたら、ご連絡いただけますようにお願いいたします。 ありがとうございました。
少し前のことですが、椅子の修理依頼を頂きました。 30年程前に購入をしたもので、がたつきの補修・座面の生地の張替えをご希望されています。 赤色の座面2脚と緑色の座面2脚の計4脚。 前脚2本、後ろ脚1本の3本脚の椅子でしたので、おおよそ3角形の座面が座貫 (というのでしょうか?私も椅子の部位の名称は詳しくないもので・・・。すいません。)の上に乗っかっていました。 まずは座面を外すと裏面にはビニールの裏地が。 そこには【MADE IN ITALY】の文字 。 それぞれタッカー(工業用ホッチキス)で止めてあります。 座面の生地をはがしていきます。 座の基材は9mm厚みのパーティクルボード。 赤色座面の方には、貫と座を固定していたビスが貫通していた跡がありました。 (下の写真は表面=座る面です。) 緑色座面の貫の外側はパックリと割れていました。 割れていないパーティクルボードを基に12mmの合板で座の基材を作り、お持込頂いた生地で座面を張りなおしました。 均等に生地を伸ばし、引っ張りすぎず、緩すぎず。 微妙な調整が必要でした。 裏面には以前表面生地として使われていたものを張りました。(洗濯済みです。) もともと貼り付けてあったタッカー跡を切り取ったりしたもので、裏面はちょっとぎこちなくなってしまいました。 がたつきを直した椅子本体に取り付けて完成です。 椅子本体には?????と思うことがありました。 それは『イタリア製!?椅子修理(その2)本体編』へ
修理ご依頼の椅子本体へ取り掛かりました。 今回も大変勉強になりました。 背と後ろ脚が一体となった3本脚の椅子です。 前脚同士を幕板でつなげ、幕板から2本の座貫が後ろに伸び、背脚と接合された3本脚の構造です。 前脚と幕板は『ホゾ組』されていて、後ろに伸びた座貫は、背に取り付けるための板材で『ダボ組』されていました。 それらは4本のボルトで背脚と接合されていました。 がたつきの原因の一つは 『ホゾ』『ダボ』の緩みや抜けでした。 ホゾ・ダボの抜けはじわりじわりと力を加え、ホゾ・ダボを外し、接着剤をクリーニングして再度接合し組み立て直しました。 しかし、それだけではない致命的なものもありました。 題名の『イタリア製!?」と疑ったのはそのためです。 前脚部分を取り外すと背脚との接合面にひび割れが生じているものがありました。 ひどいものになると割れているものも。 ボルトを抜き取ると完全にわかれてしまったものも。 そこで驚いたのは・・・ ダボというものは本来木材の中に納まっていて、表面には出ていないものなのに、上の画像のダボは上半分が黒く塗装がかかっているところです。 そのうえ、割れの断面手前から5mm程度も黒の塗装がかかっています。 (15mm程度はうっすらと黒く染まっています。) また、ダボ穴とボルトの穴が貫通していているようにも見えます。 あくまでも推測ですが、すでにひび割れている状態で塗装をして、ボルトの締めつけに耐えられず、ひび割れ部分致命傷を与えたのではないか・・・と。 この部材はダボ組ではなくホゾ組みが良いのではとも思いました。 勉強になります。 椅子職人の知人にこのことを話すと 『イタリア製もピンからキリまであるからね。』とあっさりとした返答が。 今回は試行錯誤しながらまた、接合方法の適用を考えさせてもらいました。 ちょっと時間はかかってしまいましたが、無事修理を終え、納めさせていただきました。 この経験を生かして『質実貢献』できるように努めていきたいと改めて思いました。 ありがとうございました。
ご近所では【第20回大川 小保・榎津 藩境まつり】が行われていて、多くの方々が作業場の前を行き来されています。 そのなかで、作業場の掃除をしています。あちこちから中途半端なところで作業がストップしてしまっている小物が、出てくること、出てくること。 そのまましていたら、いつ完成するかわからないので、掃除そっちのけで小物づくりをし始めました。 手始めにお仲間の工房さまから頂いた直径600mmのアルダー材の集成材。 まずは、べニア板でテンプレートと言うんでしょうか。型を作って、ガチッと固定します。 トリマー(電動工具です。)で型どおりの大きさ・形状に加工します。 なんせ、一人での作業のため、作業中の写真・動画が撮れないのが残念です。 まんじゅうでたとえると、ガブッと一部をかじったような形状です。 頂いた板は3枚なので、3枚ともそれぞれ一口かじりました。 1つでも使えますが、3つ寄せて使うこともできる【ブラウニーテーブル】を作っています。 今日はここまで。
福岡市中央区天神の天神IMS地下2階で 『九産大プロデュース展2019 つどう -self motivated-』が開催されています。(2019年2月21日から3月3日) 今年も共同開発した作品を展示頂いています。 立方体を重ねて中段に円形の天板を組み合わせたデスクです。 開発途中はデスクとしてではなく収納棚の要素が強いものでしたが、 円形天板のデスクは珍しく、『ちゃぶ台』の進化版ともとらえて開発を進めてくれました。 オレンジ色の円形天板は前方に移動可能で、PC作業のマウスパット置き、資料や飲み物を置きばとして、 また逆に正面で作業する時にはPC(タブレット)置きとして使用できるようにと考えて設定されています。 お時間がある方は是非、会場まで足をお運びください。 今後は4月13日(土曜日)・14日(日曜日)に大川産業会館にて開催される 第10回春の大川木工祭りにも展示されます。
大川市内のT様よりキッチンの吊戸棚の製作をご依頼いただき納品取り付けに伺いました。 昨年10月のおおかわ木工まつりの際にちゃぶ台『ブラウニーテーブル』のご注文を頂き納品させていただいていました。 『すごーく、気に入ってる。』と嬉しいお言葉。 今回はキッチンの吊戸棚のご依頼。 既存のキッチンの状況を事前に見させていただいて、大きさ・幅・使い勝手(扉の数や開く方向)などを打ち合わせして、既存のものと近似色で製作することになりました。 扉のつまみも既存の物に近いクリスタルなものをチョイス。 この後、下のスペースと居間にオープンの棚板設置のご依頼もあり、追加の作業を行いました。 『合板を使った棚はいやよ』とのことでしたので、ブラウニーテーブルと同じパイン材で製作しました。 キッチン側は棚板と壁とに隙間を持たせて取り付けてほしいとのご要望。壁にカレンダーを吊り下げることができました。(ナイスアイディア!!) 居間の棚にはお孫さんの写真などを収めたフォトフレームが並ぶそうです。 翌日は新しいお孫さんの誕生予定とのことでした。 にぎやかな写真をいっぱい飾って頂きたいです。 ご注文ありがとうございました。
収納家具『COSTOMIZE』に引き続き、ベッドを納品しました。 既存のクイーンサイズベッドフレームがあちこち傷んでいるということで、オーダーいただきました。 とはいえ、予算をかけずにということなので、シンプルな構造とヒノキの合板を使って製作しました。 組み立てもビス留め。木栓処理もしないでいいということで、ちょっと荒々しい感じもしますが、DIY風で今風でいいそうです。 ベッドボード部分にはコンセントと物置スペースを確保。 就寝中のスマホの充電、スマホの目覚まし機能も生かせます。 マットとヘッドボードの高さはご指示通りですが、個人的にはもう少し差があってもいいのかなぁ・・・。と思いました。 今後、ご提案・製作に生かさせていただきます。 ありがとうございました。
以前、九州産業大学の学生さんとの共同制作した収納家具『CUSTOMIZE』を納品しました。 純和室のリノベーションを段階的に行われているお部屋。 黄土色の土壁を『珪藻土』で塗って仕上げてありました。 『COSTMIZE』は階段状に設置して、縞々模様がつながるようにしました。 その名の通り、今後置き方・使い方をカスタマイズしていただけます。 ありがとうございました。
製作協力をさせていただいている『木のきもちマルシェキット』がウッドデザイン賞2019に入賞しました。 組み立てに工具などは使わず、伝統的な仕口、継手をの技法を使って角材を組み合わせるだけのシンプルな構造です。 すべてを作りこんでいない分、DIYの要素を残し、使う側の工夫、アイデアを盛り込めるようになっています。 組み立ての動画はこちらから ↓ https://www.picuki.com/media/2131778743683969161
2週間前のことですが、 ウッドデザイン賞2019に入賞した『木のきもちマルシェキット』を東京ビッグサイトで行われる『エコプロ2019』に展示することになったため、12月4日から6日までちょっと東京に行ってきました。 自身にとっとは10年ぶりくらいの東京は、もはや外国並みの刺激でいっぱい。 ビッグサイトで組み立て・設置を済ませた後は、渋谷・表参道・六本木・代官山などなど、いろいろなショップめぐりをさせていただきました。 東京駅や銀座、新国立競技場など定番の観光スポットもしっかりとまわりました。 今後の製作活動に有意義な3日間でした。
寝室の壁面収納棚のご注文を頂きました。 シンプルに縦の仕切り板に天板を乗せたスタイル。 天板の下にはハンガーパイプの設置をご希望されました。 この中にTVを収められる予定とのこと。 正面の壁と向かって左側の壁が直角になっていなくて、 天板の角度を出すのに何度が計測に伺ったおかげで、 ぴったりと納まりました。 素敵な空間になったと思います。 ありがとうございました。
朝一番にお電話を頂きました。 2年に1度のペースでテーブルとベンチをセットで納品させていただいている、福岡市の学童保育所からでした。 『ベンチに座ってテーブルと子供の足が当たるところの木がささくれて、子供がケガをしたので補修してほしい。』という内容でした。 子供がケガをしたとは一大事。予定していた作業をほっぽらかして(標準語訳【そのままにして】)補修に必要な道具をかき集めて学童保育所のある福岡市の小学校へと向かいました。 到着して説明を受けると、私が納品したものではなく一安心。 以前から使用されていた先輩テーブルでビニール製の木口テープが劣化してカチカチ・バリバリに割れて剥がれかけていました。それが子供さんの太ももをかっしゃいだ(標準語訳【ひっかいた】)そうだ。 木口テープの補修とは思いもしていなかったので、さすがに準備していなかった。 先生曰く『子供たちがケガしないようにしてもらえればいい』とのことだったので、既存の木口テープをカッターで剥がして、教室にあるものでとりあえずの補修。 ガムテープ(布テープ)が似たような色でいい感じに仕上がりました。 先生も感動されていました。 『この際、いいですか。』とお願いされたことが、ベンチのささくれ。 こちらのベンチも以前から使用されている先輩ベンチ。 掃除や片付けで動かす時にどうしてもぶつけてしまって、そこが傷み、ささくれになってしまいます。 時々、細かな木片が刺さることもあるようです。 ココはカンナで削り、サンドペーパーで研磨して整えました。 そのあとはオイルを塗って仕上げました。7~8台あったのかな・・・。 児童数の多い福岡市内の学校で、学童保育所は放課後から夜まで、また土曜日も開いている施設。 持ち帰って作業ができる期間も限られています。 今日は応急処置的な作業でとどめ、後日あらためて作業することになりました。 この後は、納めさせていただいているモノの点検。 脚を固定しているボルトの締め付けチェック。 テーブル・ベンチともにキュッと増し締め完了。 自分が納めてモノもいずれ同じようにささくれおこしたりすることも考えられるので、近くに行った際はチラッと確認に行かないといけないなと思った次第でした。 しっかりと使っていただいていて、感謝です。 ありがとうございました。
多くの方々からご注文いただいています【LaHaco 木の名刺入れ】の新商品ができました。 【LaHaco】は主に名刺入れとしてお使いいただいていると思いますが、中にはカードケース(キャッシャカードやポイントカードケース)としてご利用いただいている方もいらっしゃると思います。 カードケースとして使う際にちょっと気になる点がありました。 それは名刺よりカード類が若干小さいこと。 一般的に流通している名刺のサイズは長手91mm×短手55mmが多いようです。 (オリジナル名刺を作る用紙もほぼこのサイズでできます。) しかし、キャッシュカード・クレジットカード類は85.5mm×54mm。 某コンビニの電子マネーカード・自動車運転免許証・国民健康保険証も同サイズです。 約5mmの差。これらを【LaHaco木の名刺入れ】に入れると中で大きく揺れてしまいます。 そこで、カード専用のLaHacoの作成しました。 その名も【LaHaco CC】 カードの長さの差5mm程度、短くしただけと言ってしまえばそれまでですが・・・。 逆にカード類ははプラスチック出来ているモノが多くあり、当然紙の名刺より厚みがあります。また、名前などを印刷ではなく打刻してあるカードあります。そのため収納部分の厚みを増やしています。(本体の厚みも増しています。) 随時製作していきたいと思っています。 いまだに実店舗・ネットショップでの販売には至っていませんが、 ご連絡を頂けれは製作・販売いたします。 ご購入希望、お問い合わせなどございましたら、ご連絡いただけますようにお願いいたします。 ありがとうございました。
少し前のことですが、椅子の修理依頼を頂きました。 30年程前に購入をしたもので、がたつきの補修・座面の生地の張替えをご希望されています。 赤色の座面2脚と緑色の座面2脚の計4脚。 前脚2本、後ろ脚1本の3本脚の椅子でしたので、おおよそ3角形の座面が座貫 (というのでしょうか?私も椅子の部位の名称は詳しくないもので・・・。すいません。)の上に乗っかっていました。 まずは座面を外すと裏面にはビニールの裏地が。 そこには【MADE IN ITALY】の文字 。 それぞれタッカー(工業用ホッチキス)で止めてあります。 座面の生地をはがしていきます。 座の基材は9mm厚みのパーティクルボード。 赤色座面の方には、貫と座を固定していたビスが貫通していた跡がありました。 (下の写真は表面=座る面です。) 緑色座面の貫の外側はパックリと割れていました。 割れていないパーティクルボードを基に12mmの合板で座の基材を作り、お持込頂いた生地で座面を張りなおしました。 均等に生地を伸ばし、引っ張りすぎず、緩すぎず。 微妙な調整が必要でした。 裏面には以前表面生地として使われていたものを張りました。(洗濯済みです。) もともと貼り付けてあったタッカー跡を切り取ったりしたもので、裏面はちょっとぎこちなくなってしまいました。 がたつきを直した椅子本体に取り付けて完成です。 椅子本体には?????と思うことがありました。 それは『イタリア製!?椅子修理(その2)本体編』へ
修理ご依頼の椅子本体へ取り掛かりました。 今回も大変勉強になりました。 背と後ろ脚が一体となった3本脚の椅子です。 前脚同士を幕板でつなげ、幕板から2本の座貫が後ろに伸び、背脚と接合された3本脚の構造です。 前脚と幕板は『ホゾ組』されていて、後ろに伸びた座貫は、背に取り付けるための板材で『ダボ組』されていました。 それらは4本のボルトで背脚と接合されていました。 がたつきの原因の一つは 『ホゾ』『ダボ』の緩みや抜けでした。 ホゾ・ダボの抜けはじわりじわりと力を加え、ホゾ・ダボを外し、接着剤をクリーニングして再度接合し組み立て直しました。 しかし、それだけではない致命的なものもありました。 題名の『イタリア製!?」と疑ったのはそのためです。 前脚部分を取り外すと背脚との接合面にひび割れが生じているものがありました。 ひどいものになると割れているものも。 ボルトを抜き取ると完全にわかれてしまったものも。 そこで驚いたのは・・・ ダボというものは本来木材の中に納まっていて、表面には出ていないものなのに、上の画像のダボは上半分が黒く塗装がかかっているところです。 そのうえ、割れの断面手前から5mm程度も黒の塗装がかかっています。 (15mm程度はうっすらと黒く染まっています。) また、ダボ穴とボルトの穴が貫通していているようにも見えます。 あくまでも推測ですが、すでにひび割れている状態で塗装をして、ボルトの締めつけに耐えられず、ひび割れ部分致命傷を与えたのではないか・・・と。 この部材はダボ組ではなくホゾ組みが良いのではとも思いました。 勉強になります。 椅子職人の知人にこのことを話すと 『イタリア製もピンからキリまであるからね。』とあっさりとした返答が。 今回は試行錯誤しながらまた、接合方法の適用を考えさせてもらいました。 ちょっと時間はかかってしまいましたが、無事修理を終え、納めさせていただきました。 この経験を生かして『質実貢献』できるように努めていきたいと改めて思いました。 ありがとうございました。
ご近所では【第20回大川 小保・榎津 藩境まつり】が行われていて、多くの方々が作業場の前を行き来されています。 そのなかで、作業場の掃除をしています。あちこちから中途半端なところで作業がストップしてしまっている小物が、出てくること、出てくること。 そのまましていたら、いつ完成するかわからないので、掃除そっちのけで小物づくりをし始めました。 手始めにお仲間の工房さまから頂いた直径600mmのアルダー材の集成材。 まずは、べニア板でテンプレートと言うんでしょうか。型を作って、ガチッと固定します。 トリマー(電動工具です。)で型どおりの大きさ・形状に加工します。 なんせ、一人での作業のため、作業中の写真・動画が撮れないのが残念です。 まんじゅうでたとえると、ガブッと一部をかじったような形状です。 頂いた板は3枚なので、3枚ともそれぞれ一口かじりました。 1つでも使えますが、3つ寄せて使うこともできる【ブラウニーテーブル】を作っています。 今日はここまで。
福岡市中央区天神の天神IMS地下2階で 『九産大プロデュース展2019 つどう -self motivated-』が開催されています。(2019年2月21日から3月3日) 今年も共同開発した作品を展示頂いています。 立方体を重ねて中段に円形の天板を組み合わせたデスクです。 開発途中はデスクとしてではなく収納棚の要素が強いものでしたが、 円形天板のデスクは珍しく、『ちゃぶ台』の進化版ともとらえて開発を進めてくれました。 オレンジ色の円形天板は前方に移動可能で、PC作業のマウスパット置き、資料や飲み物を置きばとして、 また逆に正面で作業する時にはPC(タブレット)置きとして使用できるようにと考えて設定されています。 お時間がある方は是非、会場まで足をお運びください。 今後は4月13日(土曜日)・14日(日曜日)に大川産業会館にて開催される 第10回春の大川木工祭りにも展示されます。
大川市内のT様よりキッチンの吊戸棚の製作をご依頼いただき納品取り付けに伺いました。 昨年10月のおおかわ木工まつりの際にちゃぶ台『ブラウニーテーブル』のご注文を頂き納品させていただいていました。 『すごーく、気に入ってる。』と嬉しいお言葉。 今回はキッチンの吊戸棚のご依頼。 既存のキッチンの状況を事前に見させていただいて、大きさ・幅・使い勝手(扉の数や開く方向)などを打ち合わせして、既存のものと近似色で製作することになりました。 扉のつまみも既存の物に近いクリスタルなものをチョイス。 この後、下のスペースと居間にオープンの棚板設置のご依頼もあり、追加の作業を行いました。 『合板を使った棚はいやよ』とのことでしたので、ブラウニーテーブルと同じパイン材で製作しました。 キッチン側は棚板と壁とに隙間を持たせて取り付けてほしいとのご要望。壁にカレンダーを吊り下げることができました。(ナイスアイディア!!) 居間の棚にはお孫さんの写真などを収めたフォトフレームが並ぶそうです。 翌日は新しいお孫さんの誕生予定とのことでした。 にぎやかな写真をいっぱい飾って頂きたいです。 ご注文ありがとうございました。